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生ごみから畑の堆肥へ~ダンボールコンポストで循環生活をはじめませんか?~
ご家庭で出る食べ残しや野菜くずなどの生ごみをあなたのご家庭ではどのように処理しているでしょうか?燃えるゴミに出していますか?
家庭から出る燃えるゴミのうち約40%は生ごみで、生ごみの約90%が水分だといわれています。生ごみを燃えるゴミとして出すと、重いし、夏はにおうし、焼却費用もとてもかかります。
そんな厄介な生ごみは…
実は『資源』なのです。
生ごみが畑の堆肥になり、その堆肥を利用して野菜を作り、その野菜を私たちが食べる。そんな命の循環を暮らしの中に取り入れる簡単な方法
それが
ダンボールコンポストです。
3か月60kg?!ゴミフリーで地球に優しい生活
生ごみを堆肥にするにはいろいろな方法がありますが、マンション暮らしでもお庭がなくても畑がなくてもダンボールコンポストなら誰でも始めることができます。コンポストを始めた方はみなさん「ゴミ出しが軽くなった‼」と驚かれます。
さて、コンポストの中はどうなっているのでしょうか?
生ごみを入れると微生物(菌類)が働いて毎日生ごみを食べてくれるので入れ続けてもあふれることはありません。
3か月で微生物が生ごみを分解する量は約60㎏。それだけゴミの量を削減することができます。約3~4ヶ月後には熟成した堆肥で野菜も作れ、畑がなければ堆肥引き取りを行っている団体もあります。
では、具体的にどんなことをすればいいのでしょうか?
ダンボールコンポストの始め方
最初に用意する主なもの
・厚手のダンボール箱(底にもダンボールをひく)
・基材(よく使われるもの:ココピート、もみ殻くん炭など)
・虫よけキャップ
・スコップ(ステンレス製のものが好ましい)
・風通しのいい網目状の台
毎日の作業(ダンボール約30㎝四方の場合)
- 混ぜる。
② 生ごみを入れる。
③ ふたをする。
これだけ‼
大垣市環境市民会議ではダンボール箱・基材・虫よけキャップのセット販売もしていますのでお手軽にはじめることもできます。
終わりに
ダンボールコンポストの中では『小さな自然の循環』をみることができます。自然を感じながらリサイクル。出口の楽しみとして堆肥作りから野菜作り。
2022年1月米カリフォルニア州で生ごみの堆肥化が義務化され、世界では堆肥化制度がどんどん進んでいます。
多くの方が生活にコンポストを取り入れて、生ごみが資源であることを実感してもらえたらうれしいです。